人生はあかるい

あかるいのブログです。

教育をテーマにした議論番組を見て考えたこと

Twitter凍結されたのでこれからは雑感とかもこのブログに書いていこうと思う。ってことでNewsPicksの2sidesという企画(異なる意見を持つ二人が出てきて議論する内容。聞き手は加藤浩次)で、教育をテーマにした回を2本見たのでその感想など。

 

1本目

早期教育の有害性を問う 佐藤亮子vs内田伸子newspicks.com

・佐藤ママこと佐藤亮子さんとお茶の水女子大学名誉教授の内田伸子さんの回

・「子どものためにお金をかけて何かしてやりたい」と思うのは良いけどその方向性を間違えるとむしろ有害という話で、同時にそういう「何かしてあげなきゃ」という切迫感から解放してくれる内容でもあった。

・有料コンテンツなので詳細な内容は書かないけど、英語教育についてすごく参考になった。わたしは英語教育についてずっと正解がわからずにモヤモヤしていたけど、おかげでようやく一つの解にたどり着けた気がする。ものすごくざっくりとだけ言うと、佐藤亮子さんは「教科書に出てくる単語を覚えさせるべき」そして内田伸子さんは「授業以外は何もしなくていい」と言っていた。お二人それぞれの意見を聞いて、わたしは「(英語が教科として始まる)5年生までにフォニックスだけは習得してもらいたいな」と思った。それならできる気がする。それ以上のことは目指さず今は母国語の力を育てよう。

・内田伸子さんが示すいろいろなデータの中でも「カットバック」という手法で編集された映像は、年長さんにならないと意味が理解できないというのが特に衝撃だった。カットバックはめちゃくちゃよく使われる手法だし子ども向けコンテンツでも普通に出てくるので。

 

2本目

【令和版 公立学校に求めるものとは?】藤原和博×工藤勇一newspicks.com

・教育改革実践家の藤原和博さんと横浜創英中高 校長の工藤勇一さんの回

・「平等な教育」とは「一斉授業で機会を均等に与えること」ではなく「一人一人のモチベーションを活かしていくこと」で、そもそも「平等」の概念を変えなきゃいけないという話を忘れたくないと思った。

・他にも金言がいっぱいあったんだけど、特に藤原和博さんの「いろんな奴がいる中で自分をどう維持していくかということを学ぶのは、公立学校の集団活動として一番良い部分なんじゃないか」、工藤勇一さんの「学校の役割は、子どもたちが『世の中に出たい』と感じられるようにすること」「先生の役割は、その子が大人になったらどう学ぶかを逆算して、試行錯誤してその子の学び方を探していくこと」というのが印象的だった。

・教育改革の足枷になっているのは保護者の反発という話があり(保護者は古い教育を受けているからある意味当たり前でもある)、本当そうだよな……と思ったのと、自分も誰かが改革してくれるのを待つのではなく何かできることを考えなきゃいけないのでは?と思った。とりあえず小学校でPTAの役員でもやってみようかな。